room24
- N.O.さん
- 25歳
- 独身男性
- 団体職員
- 南砂町から徒歩9分
文化センターなどの運営をしている財団に勤めています。
もともと江東区出身なのですが、山梨の大学に進み、4年間あちらで暮らして、戻ってきました。
大学では政治学を専攻しましたが、地域社会における議会の運営に興味を持って、様々な党派・会派に所属する市議会議員に議会のあり方についてインタビューを行い、それをまとめて卒論を書きました。
話を聞きました。
もちろん、それぞれの議員の政治信条は違っていましたが、それよりもむしろ世代間ギャップを感じたことが印象的でした。
長老ともいえる議員は若い人の主張は耳障りはいいけど、地域にちゃんと立脚して物を考えていないと言います。また、若い、といっても30代〜40代の数少ない議員は、一旦他の地域に出て、仕事も経験して戻ってきた人が多くて、新しいことをやっていかないと地域はこのまま存続できないのではなのかという危機感を持っているように感じました。
個人的には若い議員の話の方が共感できるところが多かったのですが、古い政治には古い政治なりの面白さもあると感じたり、地方の今後を考える上で大きな視点を持つことができたように思います。
田舎の良さを感じた4年間でしたが、いざ卒業して就職となると、山梨の中でも比較的大きな甲府市でも働く場所が限られているんです。バイトもしていましたが、時給は安いですし、正社員ということになると自治体、マスコミ、金融関係、農協くらいしか思いつきません。それに、そこで職が得られても東京に比べると給料が低くて、山梨での就職は考えませんでした。
電車に乗ればほんの1時間半の場所なのにこれだけ違うのかということを実感しました。
結局、江東区から管理を受けている公益財団法人に採用され、入社以来、新しくできた豊洲の文化センターが今の職場です。
300人収容の音響設備がしっかりしたホールがあって、コンサートだけではなく、幅広く使ってもらえるようその管理を行ったり、子供達のミュージカルも主催していますし、生涯学習の講座を自分で企画もします。
僕は我が強くないというか、こだわりがある方じゃないので、芸術や文化系の人と話をするのは苦手だったんですが、今は比較的フレンドリーに話ができるようになって楽しく仕事をしています。
江東区には文化センターがいくつもあり、設備もしっかりしています。しかし、他の自治体では建物も中の設備もギリギリというところもあり、こういう仕事をしていても地域格差を感じてしまいます。
土日は普通の勤めと違って、イベントが多いので出勤が多く、友人と休みが合わないということもありますが、逆に平日は休みが比較的自由に取れるので、趣味に使える時間があってありがたいんです。
中学校まで野球をやっていましたが、今はプレーをするのではなく、野球観戦で休みの日はほとんどの時間を使います。野球をするのはバッティングセンターくらいです。
秋の高校野球予選、社会人野球の予選、大学野球の2部、3部なんかにも足を運びます。
ぶっちゃけ河川敷の草野球でもいいんです。
1日にたくさん試合が観られます。5試合観た時はさすがに疲れますが、3試合くらいなら普通に観戦できます。
おじいさんとかコアな野球ファンが多くて、のんびりしているのがいいですね。
もちろん甲子園には毎年行きますし、プロ野球も好きですが、応援で盛り上がるより、スコアボードをつけている方が楽しいです。
プロ野球はわかりやすく巨人ファンです。
昨年の6月までは実家で暮らしていましたが、友人と飲んでいるときにみんな一人暮らしだということがわかり、羨ましくなって翌日から部屋を探しました。
僕の場合は駅からの距離はあまり関係なくて、シェアサイクル置場が近くにあるかどうかなんです。
電車を使って都心部へ出るのは本を買うときぐらいですから、駅への距離はそれほど気になりません。
今のアパートと同じくらい綺麗で安ければ、それは広い方がいいんですが、そこまで広さにこだわりはありませんから不動屋さんに紹介されて、1軒目でここでいいと決めました。
ロフトに薄いマットを敷き、その上に寝袋を置いて寝ています。
これで充分なので、布団を買う気はありません。
野球や政治関係の本やこの数年の野球のスコアブックが多いのですが、他の荷物は少ないと思います。
入居して8ヶ月経ちますが、家具がイメージ通り配置できているので何も変えていません。
点数をつけるとこの部屋は5点満点で4.1点かな。
狭いのは承知の上ですから、それで減点ということでもないんですが、満点というのも変ですし。
今の立場や収入を考えるとこれでいいと思いますが、年齢やキャリアで住むところも変わってきますよね。昔の人もそうだったと思います。