良くも悪くも東京一極集中であることはこれからも大きな変化はありません。
特に２３区内は単身世帯の増加率は他とは比較にならないほど高く、アパート需要も増え続けています。
また、２３区内では「部屋の広さ」より「家賃」や「立地」を重視される傾向が強く、他地区とは全く状況が異なるとご認識ください。
また、私たちは土地を仕入れる前の段階から、近隣の物件数、築年数、構造、入居率、家賃設定、家賃下落率、人口推移、最寄りの駅の乗降客数の推移、地価変動率などあらゆる側面から徹底的に調査を行っています。「２３区内であればどの土地でも問題ない」というような安易な決め方はしていません。

経営の観点から考えると、複数の賃貸需要があるということが重要になります。
学生に人気のあるエリアでも、学校が移転するリスクもありますし、繁忙期を逃すと、１年間、空室が続くこともあります。学生だけ、社会人だけではなく、両者のバランスを考慮することが大事です。

最近は以前に比べ、通勤・通学時間を短くしたいという傾向が強くなっています。
そのため、主要駅で複数の路線が利用できること、都心へのアクセスが良いことなどが重要になります。その中でも、「駅からの距離」は最重要と言えます。基本的には、最寄り駅から徒歩で１０分圏内が望ましいのですが、特に人気のある駅（例えば恵比寿、中目黒等）の場合は、１５分程度の距離であっても問題ない、ということもあります。最寄りの駅によって、慎重に距離を見定める必要があります。

土地の価格を考慮しなければ、売却時のキャピタル・ゲインを得るタイミングを逃す可能性があります。
当然「住宅地としても人気のあるエリア」「将来的にも成長が期待できるエリア」であることも意識しておかなければなりません。
また、２３区内の物件は下落しにくいということと、金融機関の数が圧倒的に多いため流動性が高く売却がしやすいということも、頭に入れておく必要があります。