room30

  • O.さん
  • 29歳
  • 団体職員
  • 会社員
  • 中野坂上駅から徒歩10分
2019年10月5日インタビュー実施

生まれは滋賀県です。
転職をきっかけに東京へ来ました。それまで、東京には仕事で出張、プライベートで来たことがある程度だったので、全てが新しかったです。

大学卒業後、電子部品会社に勤め、国内営業や海外営業を担当し、その後、転職して自動車部品メーカーでプロジェクトマネージャーのアシスタントとして勤務していました。
その傍らで、観光大使も1年間勤めました。市内や県外のお祭りやイベントに出演し、ステージに立って市のPRを行ったりする仕事です。

観光大使として県外に出張中、ある方との出会いをきっかけに転職し、現在は訪日旅行客の誘致活動を行う組織で勤務しています。

私自身も旅行が好きで、これまで35カ国を訪れ、社会人になってからも年に数回はバックパックを担いで海外旅行に出かけます。世界遺産を巡って異文化に触れ、ローカルフードを食べ歩きする様な旅です。1日に15キロ歩いたりする日もあります。今年は海外旅行だけでなく、国内旅行もしました。

東京に出てきて、人が多すぎることと、人間味がないことに驚いています。朝の満員電車は苦痛です。一言「すみません」や「ごめんなさい」と言ってくれれば避けるのに、何も言わずに押してくるので、そういう時、私の心の中で「サイレントモンスターだ」と思ったりしています。(笑)東京には何かが不足していて、忙しさからそれに気づかず時間が過ぎていく。関西の雰囲気と人が恋しくなります。

転職が決まって、急いで物件を探しました。東京に住む友達に物件探しを手伝ってもらったり、不動産屋に電話したりして、日帰りで東京に来ました。事前に条件を伝えていたので、4件ほど用意してくれていましたが、即決でこの部屋に決めました。不動産屋が11時に開店して、資料を見ている間に、いいなと思った部屋が契約されてしまったので、他の物件は見ずに、工事中の状態を見て契約をしました。

物件の条件は「浴槽はなくてもいい、シャワーとトイレはセパレート、狭くてもいい、ロフトあり」でした。通勤の際なるべく電車に乗る時間が短いところ、キッチンと寝室は分けたかったので、ロフトも条件に入れていました。

初めて部屋を見たときは、そこまで狭さは感じなかったのですが、親戚が来たときは「どうやって住むの」と驚かれました。関西に住んでいた時は東京よりも安く1DKの広さに住めていました。でも、部屋が広いとソファーを置いてしまい、ダラダラして無駄な時間を過ごしていました。私はテレビを見ることは無駄な時間と思っています。バラエティ番組を見ても賢くならない、せっかく自分の時間を割いているなら1つでも賢くなりたいと考えます。今の部屋にテレビはなく、上京してからはネットやSNSなどで情報を得て、英語力維持・向上のため、Netflixで海外ドラマや映画を見ています。

引越しを繰り返していたので、物は必要最低限しか置いていません。帰省時に要らなくなった荷物をスーツケースに入れて行き、入れ替えをしています。でも、テーブルは置いています。次回引越しをした場合は、ご飯も勉強も必ずきちんと座ってすると決めていたからです。机があるとカフェに行かなくても済みますし、調理台にすることもできます。時にはクーラーを掃除する用の台にもなります。キッチンはコンパクトですが、休みの日は自炊です。平日は会社にお弁当を持参したり、野菜と発酵食品は毎日必ず摂取するように健康にも意識しています。

私は毎年1年の目標と月の目標を立てます。目標を設定せずに暮らしていると、あっという間に年が終わってしまいます。昨年は世界遺産検定2級に合格し、今年は日本茶を勉強しています。ジムも週3回通い、貯金やプライベートの活動などきちんと目標を立てています。これからも無駄なものは買わず、スペースがなくなればリサイクルに回し、持ち物を減らして、この部屋の広さでマネージしていくつもりです。

5点満点中5点です。
この部屋はすごく気に入っていて、家に帰るとホッとします。狭い空間が好きなのかもしれません。嫌だなと思ったことはありません。強いて言うなら、靴が大好きなので、もう少し靴箱が大きかったら嬉しいですね。