room29

  • S.N.さん
  • 26歳
  • 独身女性
  • 会社員
  • 小岩駅から徒歩10分
2019年10月26日インタビュー実施

ハイブランドの品質管理の仕事をしています。

高校を卒業後、服飾の専門学校に入学しました。デザインパターンやファッションなど幅広く勉強しましたが、一番楽しかったのは、自分の手を動かすことです。それで、縫う仕事がしたいと思い、卒業後はお洋服直し専門店で働いていました。自らの指で、裾上げやほつれを直していくことが自分に一番向いていると思っていました。その仕事を始めて3年経ったところで、ヘッドハンティングで声をかけられ、今の仕事を知りました。

最初は洋服の品質管理に興味がなかったのですが、服に携わる仕事をずっとしていきたいと考えていたので、入社を決めました。主な仕事は、お客様のカスタマーサービスやクレーム対応、倉庫にある商品の確認や検査などです。例えば、ボタンが取れてしまったという連絡があったら付けて返し、作業内容や対応をブランド側に伝えています。倉庫内のチェックでは、国内に入ってきた商品のタグを見て、本当に綿100%なのか、これは色落ちしないか、と触ってみて、疑問があれば試験に出して確認します。

ハイブランドの商品は一つ一つ職人さんの手作りです。間に人の手が入り、お客様の元に届くので、この仕事には責任と誇りを持っています。ファストファッションブランドは、出荷前に検査が終わっていて、そのままお客様の手に渡るので、日本で人が間に入るような検査はありません。
ただ、私自身はハイブランドのサンプルセールに行くことはありますが、特に高価な商品が欲しいと思うことはありません。私が好きでよく買うのはファストファッションブランドです。

洋服専門の品質管理士という資格があって、今はその勉強中です。論文問題や知識問題など、5科目に分かれていて、全て合格しないと取得できません。かなり難しい試験です。でも、その資格を持っていればどこに行っても品質管理の仕事ができるので、あまり勉強は好きではないのですが、頑張ります。

今の部屋には、昨年の8月に引っ越してきました。部屋探しで何よりも一番重要視していたのが、綺麗さと清潔感です。狭くてもいいから築浅を望んでいました。この部屋を見た瞬間に、「ここだな」と一発で惹かれました。紹介してくださった不動産屋さんにめちゃくちゃ狭いですよと言われていましたが、想像通りでした。何をどこに置くかほぼレイアウトができて、自分のものは全部入ると思い、この1件だけ見て決心しました。

インテリアや整理整頓を考えることが趣味で、家にいることが好きです。室内が整っていると、仕事も気持ちも安定します。服は一着買ったら、一着捨てて、靴も一足買ったら、一足捨てています。服や靴だけでなく、他のものもそうしています。限られた空間をいかに活用するかを考えるのが楽しくて、実家にも自分のものは全く置いていません。この部屋にあるものが私の持ち物すべてです。
実は、実家も小岩ですぐ近くにあります。歩いていると、道端で母に会うこともあるくらいです。家族と仲はいいですし、ご飯もよくいきます。でも、自分の空間が欲しくて、一人の時間を大切にしたくてここに住んでいます。特に住みたい街はなくて、たまたま気に入った物件が、実家の近くだったということです。

部屋がとにかく好きで、平日も基本的にすぐ家に帰りますし、休みの日も部屋にいることが多いです。寝っ転がったり、ゲームをしたり、プロジェクターで映画を見たり、時々、友達を呼んで映画を観たりピザパーティーしたりもします。

この部屋に点数をつけるなら、5点満点中5点です。引っ越しは考えていませんし、一人ならずっとここで暮らします。