room17

  • J.L.さん
  • 24歳
  • 独身女性
  • 学生
  • 新小岩駅から徒歩8分
2018年9月17日インタビュー実施

中国の広州から2017年1月に東京に来ました。

当時は広州にある大学の学生だったのですが、残していたのは卒論だけだったので日本に来て仕上げて、その年の7月に卒業しました。経営学を勉強していて卒論のテーマは「製造業の原価計算」についてです。

卒業後は中国で修士に進むか、留学するか、就職するかの選択だったのですが、大卒ではキャリアが足らないと思い、明治大学で修士課程に進学することに決め、今年の4月に入学しました。やはり経営学を勉強しています。
学校の勉強とは別に就職のため簿記も勉強しています。
2020年に卒業して、日本で就職するつもりです。
北京語、広東語、日本語、英語が話せますし、しっかり勉強しているので仕事を見つけるのはそれほど難しくないと思います。
中国と取引をしている会社がいいですね。

中国では日本語は独学で学びました。
塾とか学校とかは一切行っていません。テキストブックで勉強するのが嫌なんです。
日本のドラマや音楽、特にAKBのようなアイドルが大好きで普段から接していたら、日常会話は自然と身につきました。
ですから、日本に来てすぐの時も特に日常会話で困るようなことはありませんでした。
文章は最初苦手だったんですが、日本語学校に通い始め、日本語検定のN2はすぐに合格して、1年でN1の資格も取れました。学校のあと定食屋さんでバイトをし、日本人の友達ができてからはどんどん話せるようになっていきました。

明治大学では中国人の友達ももちろんいますが、いわゆる中国人コミュニティには属していません。大学院では私の日本語が普通に聞こえるようなので、最初、他の中国人留学生は私を日本人だと思っていたようです。

月にバイトで7万円稼いで、残りの足らない分は仕送りしてもらっています。
働く日は12時間のシフトを入れて、バイトがない日は勉強に集中します。
ちょっとバイトして、ちょっと勉強が一番効率が悪いです。
遊んでいる暇がないのですが、AKBの握手会には月に1度は行きます。
今でもAKBが大好きで、CD、写真集も買い揃えているので、それにもお金がかかりますが、これだけはやめられません。

部屋を探すとき、最初、平井にあった同じものに入ろうとしました。でも、すぐ満室になって間に合わず、この新小岩のアパートがオープンして急いで手続きをして入居できました。
広さより新築であることが決め手でした。

場所もここからだと新宿、学校のある御茶ノ水、バイト先の秋葉原には乗り換えなしで行けますし、よく利用する東京駅、羽田も近く、横浜にも出やすいので、いいところだと思います。

引っ越しをした日は狭いと思いましたが、一人暮らしなので不便を感じたことはありません。
自分で部屋の寸法を測って、ピッタリ入る家具を入れ、全てのスペースを有効に利用できていると思います。家電も一通り揃えていて、外で食べるより自分で10分で作れるものを食べるのが一番です。最初は素麺くらいでしたが、スペアリブのような中華も作るようになりました。キッチンも一人分作るだけですから問題ありません。

部屋で過ごすことが好きで、本を読んだり、PS4やスイッチでゲームをして、モニターでネットチャンネルの番組を見ています。寝るためだけの部屋じゃありません。充実していると感じます。
友人も「すごい」「自分も住みたい」と言っています。

この部屋は5点満点で4.8点です。
0.2の減点は朝早くに外から聞こえてくる通学する生徒の声が少しうるさいことですね。

今、将来のことは具体的には考えていませんが、中国に帰りたいとは思っていません。
就職して28歳になったらしっかり考えるつもりです。